Manjaro Linuxとは

Manjaro LinuxはArch Linux派生のLinuxディストリビューションです。
コミュニティの中心国はオーストラリア、フランス、ドイツとのことです。

常にリベースしているわけではありませんが、完全に独立しているわけでもなく、Arch Linuxの進化も取り入れています。
その基本的な志向は、玄人向けでマニアックなArch Linuxに、ユーザーフレンドリーとアクセシビリティを追加すること…基本的には、(Ubuntuをベースとした)Linux MintのArch Linux版です。

ターゲットユーザーはLinux初心者から経験豊かなLinuxユーザーまで。
インストールが難しいArch Linuxの難点を除去し、わかりやすいグラフィカルインストーラとデスクトップ環境を備え、主要なアプリケーションを導入、さらにソフトウェアインストールやアップデートを容易とし、またマルチメディア再生など多くの人が必要となる一方でLInuxを使う上でハードルとなるものを予め用意しています。

また、Manjaroのミラーは日本にもあり、高速です。

Arch Linuxと互換性があり、ArchのAURリポジトリのパッケージを使用することができます。結果として、Ubuntuを含む他のLinuxディストリビューションでは類を見ないほど大量のパッケージ、ソフトウェアを利用することが可能です。
AURの利用は非常に難しいイメージがあるかもしれませんが、Yaourt, Pamac, OctpiといったパッケージマネージャがAURパッケージも普通のパッケージとして利用できるようにしています。

さらに、Linux界で圧倒的な情報量と信頼性を誇るArch wikiがほぼそのまま適用できるというのも強みです。
ただし、Manjaroはもっと勘弁な方法を用意しているかもしれません。

独自のManjaro HardWare Detection, mhwdといったハードウェア検出機能を使うため、Arch Linuxと比べnVidiaやCatalystといったプロプライエタリグラフィカルドライバ

Manjaro Linuxのエディション

Manjaro Linuxのメインとなるデスクトップ環境はXFceです。

しかし、オフィシャルにKDE Plasmaが用意されるほか、コミュニティ版としてはLXQtやEnlightenmentどころか、PekWM, Budgie, BspWM, i3, Deepinなども用意されます(常に用意されるわけではありません)。

ManjaroにはStableとTestingのふたつのリポジトリがあります。
Arch Linuxは最先端のLinuxディストリビューションとして知られていますが、Manjaro testingでもArch Linuxのstable相当、stableはもう少し慎重に検証されています。

対応するアーキテクチャはi686とx86_64。

Manjaro LinuxはArch Linux同様ローリング・リリースです。
アップデートを適用していくと、システムのバージョンそのものが上がっていきます。
そのため、インストールイメージのバージョンはスナップショットでしかありませんが、アップデートの苦労を軽減するためにも新しいバージョンのほうが楽です。
テーマや一部設定などは、新しいインストールイメージにおいて更新されており、アップデートでは更新されません。

ローリング・リリースであるため、作り上げた環境を長く使い続けることができ、再インストール・セットアップの手間を省くことができます。

Manjaroのインストール

  • Thus
  • Calamare
  • CLIインストーラ

の3種類があります。
手動パーティショニングも可能ですが、デュアルブートは自動設定がありません。
ただし、パーティションを指定すればあとは良きにはからってくれます。

UEFIへのインストールも万全です。

ただし、LVM-LUKSや、手動パーティショニングでのUEFIインストールなど、いくつか不完全な機能があり、どちらかといえばディスク全体に対するインストール向きです。

Liveで起動した上でインストーラを起動します。
nVidiaやAMD製のグラフィックスチップを使用していて、途中で停止してしまう場合は、起動オプションとしてnokmsbootnomodesetをつけると解決するかもしれません。

プロプライエタリドライバを使用したい場合は、non-free driversを選択します。
なお、フリーなドライバでは動作しないこともあります。

Manjaro Japanについて

Manajro Japanというサイトがあり、あたかも公式の日本語版サイトのように装っていますが、そのような手法を様々なLinuxディストリビューションに対して行い、公式であるとミスリードすることでアクセス数を稼いでいるFu-Sen.さんのサイトです。

同氏のサイトは情報に誤りが多く、初心者が躓く原因になっていることでも有名ですので、私は勧めません。

そもそも、Manjaroコミュニティでも活動している私が知る限り、彼はManjaroでcontributeしたことはありませんし、bug reportもしたことがありません。
それどころかユーザーですらありません。

ManjaroについてはManjaro JPという、日本人コントリビューターの方が公開しているローカライゼーションプロジェクトがあります。
日本語情報はArch wikiを参照するのが良いでしょう。
Manjaro固有の部分は日本語wikiに記載があります。

当ブログのManjaro Linux情報について

ユーザーとして気づいた点、試した点、contributeした点について記載しています。
私がManjaroユーザーなので、Linux全般に対してManjaroタグがついていることがあります。