New Balance M990v3 / M1090

New Balanceのスニーカー。M990はパフォーマンストレーニングラインだが、通常のスニーカー、M1090はフルマラソンでサブ4を目指すランナー向け、というフィットネスランナー向け製品だ。M990は24000円、M1090は12000円。

M990 v3

ニューバランスらしい硬さと重さ(375g)を持ったしっかりしたスニーカー。Made in USAのこだわりがあるという。かなりアメリカっぽいスニーカーで、いたるところにアメリカ的意匠が散りばめられている。

ABZORB, ACTEVA LITE, ENCAPを採用してクッション性を非常に高めている。クッションは全面に入っており、つま先着地の場合でもショックはしっかりと吸収される。3つの素材をかなり複雑に使いわけており、値段に相応しい高品位な仕様だ。

履いてすぐに気付くのは、クッション性のよさもさることながら、剛性の高さと、グリップ力だ。靴がぐらついてしまうと、足首の腱が極端に弱い私の場合、そのブレで捻挫してしまう。しかし、M990は地面につくとがちっと止まる。そのため、少々前後方向の衝撃が大きく、ふとらはぎに負担がかかるが、捻挫のリスクが少なく、また下り坂でも安心感がある。捻れを防止するためカーボンファイバーの骨格を使用しており、しかも足を包み込むデザインになっている。

580が非常に滑りやすく、雨が降るとアスファルトでもずるっといくため、この安心感は大きい。

ショックアブソーブインソールを使わなくても足首、かかとを痛めずに済みそうなすばらしいもので、値段だけのことはあるが、Dウィズ25.0で小指がきつく、痛い。4EよりワイドなのがDだと思っていたのだが、失敗だった。しかし、2Eは27.5からだったから、諦めるしかなかった。

間違いなく高機能ですばらしいのだが、個人的にはこのアメリカンな意匠があまり好きでない。とはいえ、現行のオーソドックスなニューバランスにおける最高傑作と言えよう。

M1090

既にモデル落ちしている、サブ4をめざすフィットネスランナー向けのPerformance Trainingモデル。現在のPerformance Trainingラインにこれに代わるようなモデルが見当たらない。minimusに置き換えられたということだろうか。8mmドロップ、REV Liteミッドソールを採用し、245gと軽量。私は2Eの25.5cmとしている。

Full Ground Contact Soleで、全体が地面につくフラットなソール。ミッドフット着地傾向にある。

実際に使ってみると、コンタクトのダイレクト感とやわらかさに驚く。自然とミッドフット着地で指でグリップするようになり、親指の付け根が筋肉痛になる。ソールに非常に「薄さ」を感じるが、固めではあるもののそれでも痛いほどの衝撃はこない。また、他のランニングシューズほど軽量ではないが、それでもNew Balanceに慣れた感覚からすればかなり軽量で、非常に足運びが楽で引きずりも減る。

また、上りが圧倒的で、非常に力強く加速しながら走ることができる。歩きであっても上りはずいずい進む。ただし、その分は足に負担がかかる。

現行モデルほどではないが、奇抜な見た目とカラーリングが気にならなければ、かなり素晴らしいランニングシューズだと思う。