Aukey USB 3.0 4ports hub CB-H31

Aukeyテスト。

4ポートのUSB3.0ハブだ。

個人的にはUSB3.0のハブが必要な状況というのはあまり見ない。
USB3.0デバイスの多くはスピードを必要とするために、支流に分割する意味に乏しく、またそのようなデバイスは大きな電力を必要とする場合が多く、そうなるとUSB 3.0の給電能力(500mA)では到底足りないのだ。
そのため、USB3.0ハブで拡張したところで、多くの場合使用できるデバイスは制限され、HUDが通常はUSB2.0であることからもあえてUSB3.0のハブを選ぶ状況は少ないように感じる。

だが、大は小を兼ねる。
特にラップトップなどでUSBポート自体が少ない場合は、HUDのために貴重なUSB(3.0)ポートを消費してしまうことがある。
HUDを使いながらもUSBペンドライブなどの高速デバイスを接続したい場合というのは普通にあるものだ。
わざわざUSB3.0ハブを必要とする状況は少ないとしても、USB2.0かUSB3.0かと言ったらUSB3.0だろう。

そんなわけでうちには純粋なUSBハブでUSB3.0のハブはなかったのだが、登場したのがAukey 4ports USB3.0 hubのCB-H31だ。
以前、GbEポート付きのハブをテストした時に、高い質感と、ポートがオフセットしているために倒れにくいという点に注目した。
多くのUSBハブは非常にチープで、おもちゃのようなプラスチックが口をあけている。Aukeyのハブはしっかりした作りだった。

今度のUSBハブは、アルミ製で、非常に高級感がある。決して重くはないが、まるでアップル製品のような見た目だ。

だが、注目すべきは、形状だ。丸みを帯びた三角柱なのだ。

四角よりも三角のほうが安定する、ということは、知ってる人は知っているけれど、といったところだろう。
例えば脚にしても、4本よりも3本のほうが基本的には安定する。東京スカイツリーも3本の脚で組まれている。

USBのプラグは結構重い上に、そこからケーブルが伸びて引っ張られることになる。
USBハブの最もポピュラーな形状は横に出るものだが、ケーブルの自由度が上がるところまでそれなりにあるためかなりの面積をとってしまう上に、硬いケーブルを接続していると浮いてしまったりする。

一方、上挿しタイプの場合は、どうしても引っ張られると簡単にこけてしまう。Aukeyの立方体型のUSBハブは簡単にはこけないが、それでもケーブルの取り回しによっては、マウスなどで引っ張られると倒れてしまうのだ。

三角柱形状のCB-H31は、コケる要素が全くない。ケーブルのテンションの関係上、むしろ手で倒すのすら難しい。もしコケたとしてもケーブルがつっかえてもどる。完璧な形状だ。
さらに、正面に向ければポートは手前上方を向いているので抜き差しがしやすく、しかも下方には空間があるために専有空間も小さい。上だしと比べると多くシーンで無理もかからず、望ましい角度だ。

先の立方体ハブを見た時、「でもこれなら三角のほうが良いのではないか」と思った。
思ったら、Aukeyはそれを出してきた。同じように思ったのだろうか。

特徴的で素晴らしいUSBハブだ。

新 Aki SI&Eサイト構築と、納得できないCSS解釈

作り直してるよという話はしていたが、ついに全面刷新となったAki SI&Eの作成に着手した。

昨日1日でlightboxプログラムを作り、さらにメニューボタンアニメーションを作った。

Lightboxアプリケーションは作った時点で1kBを切っており、相当軽量な内容になっていた。
JQueryなどは使っていない。

(function() {
  if (! document.addEventListener ) { return false; }
  
  var wrapper = document.getElementById("WrapWindow") /* ModalWindow */
  var fadingTimer = false /* IntervalTimer */
  var alpha = 0.0 /* ModalWindows's alpha number */

  /* draw content */
  var displayContent = function() {
  }
  
  /* fading out (interval callback) */
  var fadeout = function() {
    if (alpha < 0.8) {
      alpha = alpha + 0.05
      wrapper.style.backgroundColor = "rgba(0,0,0," + alpha + ")"
    } else {
      clearInterval(fadingTimer)
      fadingTimer = false
      displayContent()
    }
  }
  
  /* set this for event callback */
  var setLightboxTrigger = function(e) {
    wrapper.style.visibility = "visible"
    fadingTimer = setInterval(fadeout, 30)
  }

  /* Return from lightbox */
  wrapper.addEventListener("click", function(e) {
    if (fadingTimer) {
      clearInterval(fadingTimer)
    }
    wrapper.style.backgroundColor = "transparent"
    wrapper.style.visibility = "hidden"
    alpha = 0.0
  }, false)

  
  document.getElementById("SideNotes").addEventListener("click", setLightboxTrigger, false)


  
})()

基本的な作りはごく単純だ。
htmlbodyheight: 100%;を持っていて、

<section id="WrapWindow">
</section>

#WrapWindow {
  visibility: hidden;
  z-index: 10000;
  background-color: #000; /* for RGBa Unsupported browseres */
  background-color: rgba(0,0,0,0);
  min-height: 100%;
  min-width: 100%;
  position: fixed;
  top: 0px;
  bottom: 0px;
}

となっている。これにより見えていないし触れることもできないが見えている画面より手前に全体を覆うブロックがあり、これがvisibleになることで全体を覆って操作不能にする。

プログラム全体を関数で書こうことで、全体でアクセスできるプロパティを外側に伝播しないように閉じ込めることができる。「クロージャを作ることで変数をローカル化し直ちに呼び出す」というテクニックは、オライリーのJavaScriptで紹介されている。

グローバルな値としてfadingTimeralphaが定義されている。
fadingTimersetInterval()オブジェクトを格納するためのものだ。これをどこかにとっておかないとclearInterval()することができずに困ってしまう。

イベントが発生した時にfadingTimerが真か偽か、によって判断を変えることができる。
fadingTimerが真の状態で呼ばれる可能性があるのは、#WrapWindowに対するクリックイベントだけだ。
なぜならば、fadingTimerがセットされる前に透明なだけでvisibilityはvisibleになっているので、クリックイベントは必ず#WrapWindowが取る。もちろん、なんらかのブラウザの不備でクリックされる可能性はないではないが。
では、「これから真になる、まだ偽の状態で発生するか」というと、真になる関数が走った時点で、JavaScriptはシングルスレッドなので、真になるまで他のイベントを発生させても実行されないので関係ない。
操作に対するフリーズタイムを短くするためにsetTimeout()を使うこともあるくらいだ。

文字列(evalされる)の登録でなくコールバック関数の登録をするためには、intervalで呼ばれるコールバックで繰り返し使われる値を覚えておくことができないので、これはコールバック関数に対してグローバルでなくてはいけない。
そのための値がalphaだ。

1.0になれば終了なのでその時点でclearIntervalだが、まだインターバルタイマーが動作している状態で#WrapWindowがクリックされる可能性はある。これが真の場合だ。

では、その場合どうするかというと、インターバルタイマーの状態に関わらずオーバーレイを消す。そのため、インターバルタイマーが働いていればclearIntervalしてしまう。

なお、最後に追加しているイベントは本番用ではなくテスト用だ。

CSS

今回の目玉のひとつが、main, article, section, header, footer, asideといった「HTML5への対応」だ。
私のサイトにある大量のdivを少しでも減らしたいからなのだが、HTML5への対応は様々なメリットがある。
一方でレガシー環境を切り捨てることになりそうだったので慎重に対応してきたが、NN 4.6相当でも動作しそうな見通しがたったので採用となった。

それはともかく、納得できない振る舞いに随分悩まされた。

        <div id="SideContent">
      	<section>
             <nav id="Toc" class="toc marginbox_main contentbox">
               <h1>目次</h1>
               <ul>
                 <li>ページナビゲーション</li>
               </ul>
             </nav>
        ...
        </section>
        </div>

div, section, nav、あるいはそれらが内包する全てのテキストに対してfont-sizeの相対的変更(80%など)をすると、ボックスが上下とも縮まり、左カラムと位置が揃わなくなる。
インスペクタで見ると、table-cell要素の#SideContentの位置は正しいが、sectionのマージン上辺と#SideContentの上辺の間に隙間ができる。

また、中に入っているボックスの上マージンを削ると、ボックスの高さがそれだけ減ってその分上に隙間が空く。
配置は関係ないらしく、またこれはpaddingが設定されている場合のみ発生する。
paddingを設定したボックスに内包されるブロック要素のmarginをいじるのは、高さを意識する必要がある場合は厳禁ということか。

        <section id="MainArticle">
          <article class="marginbox_main contentbox">
            <h1>記事のタイトル=章</h1>
                ...
          </article>

このh1のマージンを設定するとその分articleが下がる。
h1より上にボックスを置くとボックスは伸びるが、その分右カラムが下げられてしまう。

恐らくは「h1を特別扱いしている」のだろうと思う。
だが、このためにh1を修飾することが非常に難しい。

結局position: relativeにしてずらした。上以外のmarginについてはこうした問題はない。

Aukey DS-E5 PCI Express x4 USB 3.1 Type-Cインターフェイス

Aukeyレビュー。

Aukeyにはこれまで結構な回数、色々なアイテムをご提供頂いてテストしてきたのだが、PC部品というのははじめてだ。

基本的にはモバイルバッテリーやUSBチャージャーなど、モバイルに根ざした会社というイメージがあるのだが、Aukey躍進の証、といったところだろうか。

DS-E5はPCI Express x4(x8/x16)接続のUSB3.1 Type-Cインターフェイスだ。

USB-C、まだ今のところほとんど見かけない。
速度が必要なデバイスはUSB3.0になっているが、まだUI部品などはUSB2.0のままであることを考えると、USB-Cに完全移行というのはちょっと考えにくい気がする。
USB1.1の場合は簡単なインターフェイス機器でも不十分な規格だったためにUSB2.0への移行はスムーズだった。だが、USB2.0は多くの場合十分であり、ストレージを除けばUSB3.0への移行はあまり進まなかった。
USB-Cの普及は、互換性に乏しいためにより困難だと思われる。

ただし、非互換がむしろ普及を助ける可能性もある。
USB 3.0の場合はほとんど速度的な欲求であり、機器側としては特に速度が必要でなければUSB 2.0を採用すれば価格も抑えられ、困ることもなかった。
だが、非互換となると、インターフェイスの少ない最近のラップトップはUSB-Cを採用してくる可能性がある。インターフェイスをまとめる力が最もあるのがUSB-Cだからだ。

当然に、充電のことを考えればスマホが尤も積極的にUSB-Cを採用してくるだろう。
パラレルポートをUSBがおきかえたように、「スタンダードな規格」が変更されることで一気に普及する可能性がある。

心配なのはリベルタッチのような「化石」が生き残れるのかということだが。
USB-C普及に伴って消えるアイテムは多そうだ。

そんなUSB-Cだが、現在では非常にエッジだ。USB3.0デバイスですら私の手元にあまりない状態なので、まだUSB-Cネイティブなデバイスはない。
Nexus5Xを購入していたらUSB-Cになっていたが。
現時点で一般の人がPCにUSB-Cを増設してでも求める機運にはないだろう。

USB-C、どっち向きでも挿せることがメリットらしいのだが、実際のところかなり良くなった。
最初からこうだったらよかったのにという気持ちは強い。
しかし、当面は大量の変換アダプタに埋もれる日々を過ごす必要があるだろう。USB-Aオスではなく、USB-Aメスのアダプタが必要だ。

だが、あって損はない。
今回私が取り付けたのは、USBポートの数が14もあり、うち6つがUSB3.0を備える最新のFM2+Killer(Godavari)ではなく、USB 3.0すらなく、USBポートも8と少ないZ400のほうだ。

性能的にわずかに優れること、AMDよりもnVidiaドライバーのほうが優れていることからZ400のほうがメインマシンとなっているが、USB3.0がないことによる影響は若干ある。
USB3.0フラッシュメモリに対する読み書きが低速というのもあるが、「USB GbEアダプタが完全な速度で動作しない」のだ。
また、多ディスクタイプのUSB HDDケースを使用する場合も、インターフェイスがUSB 2.0だとボトルネックになる可能性がある。既にクラスタストレージを組んでいて、サーバーで部屋のブレーカーを落とした私としては、ストレージ増強はケースを使うほうが確実だ。

USB 3.0ポートを増設しても構わないのだが、今ならUSB-Cだろう。変換アダプタは必要になるが、今後の変化にも対応しやすい。

DS-E5はASmedia ASM1142チップを搭載したPCI Express x4接続のUSB-Cボードだ。
ASM1142というと、ASUS Z97-PROも搭載している信頼のチップで、類似品としては玄人志向のUSB3.1A-P2-PCIE2がある。
USB3.1A-P2-PCIE2は直販では3800円とDS-E5と似たような値段だが、実売だと2600円くらいからで、4000円ほどするDS-E5とはちょっと差がある。

のだが、ここは玄人志向だし、保証が12ヶ月。Aukeyは18ヶ月。この差は大きい。
あと、USB3.1A-P2-PCIE2はUSB 3.1Aなので、Type-Cコネクタを採用するDS-E5とはちょっと趣が違う。

Amazonのレビューでは端子に差さなくていいと言ったのだが、多分ハイパワー充電したい場合は電源を挿してやる必要がある。
Z400では取り回しが結構きつかったのと、特に充電に使う予定はなかったため電源はささなかったが、それでもちゃんと動作した。

Linuxでの動作を保証するデバイスなんていうのは非常に珍しい。実際、ちゃんと動作する。

$ lspci -v
...
1c:00.0 USB controller: ASMedia Technology Inc. ASM1142 USB 3.1 Host Controller (prog-if 30 [XHCI])
		Subsystem: ASMedia Technology Inc. ASM1142 USB 3.1 Host Controller
		Physical Slot: 3
		Flags: bus master, fast devsel, latency 0
		Memory at f4000000 (64-bit, non-prefetchable) [size=32K]
		Capabilities: <access denied>
		Kernel driver in use: xhci_hcd
		Kernel modules: xhci_pci

PCI Express x4に挿したらOKの簡単設計。ドライバも大抵のカーネルでは組み込みになっているのではないか。
Linuxフレンドリーな製品は大好きだ。

まだ選択肢は多くないUSB-Cインターフェイス。
PCパーツ屋というのは、日本で買えるというのは結構限られていて、代理店なんて数えるほどしかない。
もっと色々おもしろいパーツが出てきてもいいのにと思うし、そこにAukeyという選択肢が出てくるのは非常におもしろいと思う。Aukeyの場合直販だから、「どこから買うか」という意味でも新しい選択肢になる。

これを必要とする人は少ないだろう。だが、PCパーツにAukeyという選択肢、なかなか魅力的だ。

Y!Mobileの一方的な通知から携帯電話環境を再構築

現状

Y!Mobileから昨年12月に通知がきた。

これによれば7月から通信速度が半減するという。

まず、現状がそれなりに複雑なので説明しておこう

  • 端末はY!Mobileで2台。1台目がフィーチャーフォン(WX11K)、2台目がスマホ(WX04SH)
  • いずれもWILLCOMで契約した
  • スマホはPHSの070回線とソフトバンクの080回線の2つ。切り替えではなく同時待ち受け
  • 通信もPHSと3Gの併用。PHS通信が有効な場合はPHSが優先
  • PHSは通信料金なしの208kbps。3GはWILLCOM D+プランで5GBの40Mbps+制限128kbps
  • 実際にはほぼPHSしか使っておらず、通信量や通信速度には縁がない(マップだけ3G)
  • 2台目はWILLCOMの「2台目無料」で契約、さらにキャンペーンでWILLCOM Dの料金でD+を利用
  • 2台とも同時契約
  • キャンペーンは6月までで、それ以降はD+の価格に。契約時に6月にDにプラン変更するよう言われていた
  • オプション、割賦を除いた単純な料金は11Kが568円、04SHが1445円

これが17Mbpsになるという。別にそれはいいのだが、それよりも6月の値上げが痛い。
調べてもらったところ、およそ3000円の値上げになるそうだ。これは安くない。

WILLCOMからY!Mobileに変わったことで大幅な変更があった。
Y!MobileはWILLCOMとEMobileが合併してできた会社だが、早々にソフトバンクの持ち物になったEMobileと、粘り強く生きてきたがソフトバンクに買収されたWILLCOMがまとめた、ソフトバンクの安売り用業者だ。

基本的にはY!Mobileはe-Mobileをベースにしている。
ただし、フィーチャーフォン部分はWILLCOMをベースにしていて、PHSになっている。
選択される回線がPHSか携帯電話かは機種によって異なり、基本的にはフィーチャーフォンはPHS、スマホはEMobileで、追加されたAQUOSケータイは携帯電話回線を使用する。

Y!Mobileユーザーは、契約相手がDDI Pocket, WILLCOM, EMobile, Y!Mobileの4パターンがある。さらにいえば、契約を取り扱う相手にはソフトバンクモバイルが加わる。複雑だ。現在は私もWILLCOM契約のY!Mobileユーザーということになる。

Y!Mobileに契約変更すれば、契約内容は劇的に変更される。一見WILLCOMを踏襲しているように見える名前がつけられていたりするが、実際はEMobileがベースになっていて、大幅な値上がりは避けられない。大手キャリアよりは若干安い程度だ。
しかし、契約を更新する(機種変更なり、プラン変更なり)ためにはY!Mobileへの契約変更が不可欠となる。
つまり、遅かれ早かれ大幅な携帯料金値上げは避けられない状態だ。

WX04SHの行き場

WX04SHはやや特殊な端末で、1台で2つの回線を持つことができる。このような仕様の端末は既に存在せず、またY!Mobileとしても2015-10-01以降、乗り換えを不可能とした。
乗り換えるのであれば、それ以前のスマホプラン タイプ3に変えておく必要があった。

WX04SHの行き場として選択できるのは

  • WILLCOM D+で維持する。機種変更もプラン変更もせず可能な限り後回しにする
  • 2回線の契約変更をする。別々の2回線の契約となり、端末も2台となる
  • 転出する。2回線はそれぞれ別に転出可能
  • 破棄する

の4択だ。

だが、いくつか問題がある。

070か080か、あるいはPHSか携帯電話回線かという問題はないらしい。

ただし、080回線でPHSに入る場合は制約がある。これは、MNPで転入可能な端末に限定する、というのだ。選択できるのは

  • CRESTIA = WX12K
  • LIBERIO 401KC = WX11K
  • STOLA
  • iiro

の3台。

WX11Kは、今使っているメインである。とんでもないポンコツ仕様で、使い心地は最悪だ。DDI時代のPanasonicのほうがよかった。
WX12Kも中身は同じだが、折りたたみになっている分多少マシだろう。

STOLAは通話専用でe-mailができない。iiroは案内されなかった。恐らくもうないのだろう。

CRESTIAは既にないということだ。そしてWX12Kも残り僅かでピンクのみ。

さらに問題は重なる。仕事で使う以上、受けられなかった時のためにSMSは必須なのだが、SMSができるのは

  • CRESTIA = WX12K
  • LIBERIO 401KC = WX11K
  • STOLA
  • iiro

つまり、相互運用できる奴は使える、ということなのだろう。
他に取りうる選択肢は

  • WX01SH Pantone
  • WX03SH Pantone
  • HONEY BEE 5
  • HEART

まぁ、Pantoneだけなのだろう。ほかは案内もなかった。

CRESTIAがなくてWX12Kがピンクしかないため、唯一まともなWX12Kを2台あてようとすると区別がつかない端末が出来上がる。
かといってポンコツWX11Kの2台持ちも嬉しくない。

STOLAはe-mailができないだけでなく、猛烈に打ちづらい。ちなみに、着メロ変更もできないという極限まで割り切った端末だ。

行き場なし

スマホの行き場

WX04SHをPHSフィーチャーフォン2台に振ると、必然的にスマホがなくなる。
Wi-Fi運用は可能だが、さすがに不便。

WX04SHの行き場としてNexus 5Xがある。
この場合、端末割引が端末から引けない関係から、スーパーだれとでも定額を必要としない080側をNEXUS 5Xにするほうが月400円ほど安くなる。

Nexus 5Xは57800円。Y!Mobileではなぜか74400円という意味不明な値段で売っているが、実質24000円まで割り引くようだ。

この場合、WX12K+Nexus 5Xで丸く収まるが、それでいいのだろうか。
月々の支払いは3880円。1445円から大幅な値上がりだ。安いといえば安いが。

そうやって縛られることも、今回のことで、このような一方的な通知でそれに伴って用意したキャンペーかが、通信容量+1GBというしょうもないことだったことも、ここまでソフトバンクモバイルが通信の改竄問題や、GPSを強制onして第三者に勝手に通知する問題もあってY!Mobileが信用できない。

一言でいえば、Y!Mobileでスマホをを持つことに積極的にはなれない。

また、Nexus 5Xは高性能端末だ。「ハイエンドではなくミドルレンジモデル」という言い方も散見されるが、実際はXperia Z5との差は小さく、Arrows M2やAQUOS Crystal Y2との差は非常に大きいというものをミドルレンジモデルと呼ぶことには強い違和感がある。

だが、私はGoogleを好まない。Googleと密接な存在であり、またGoogleのサービスを利用することを前提としているNexusは明らかに向いていない。実際、WX04SHでもGMailやGoogleフォトをはじめGoogleの主要コンポーネントで、切っても動作が止まらないものは切ってしまっている。
また、NexusはGoogleを利用することが前提となっているため、入っているのは徹底してGoogleのアプリのみであるし、microSDカードスロットはなく、Googleドライブを使え、課金しろという仕組みになっている。

日本製端末にみられる細やかな心遣いはみられい。防水、防塵、耐衝撃などの機能はない。あくまで高性能モデルでしかない。

なんとなく、微妙だ。TVは全く見ないのでワンセグ機能など全くいらないし、おサイフケータイも使わない。それでもだ。

気になるのは、Arrorws M02だ。

富士通がリリースするSIMフリースマートフォン。値段も、34800円とお安い。
性能的にはAQUOS CRYSTAL Y2とほぼ同じ。ミドルレンジモデルだろう。

Arrowsというと、Xperiaとならぶハイエンド端末として有名だと思うが、性能に重きをおいたXperiaとはかなり異なる。とにかく使いやすいのだ。

私はArrowsというと、丈夫というイメージがある。
ねとらぼとでよくわからないPR企画をしていたりもするが、実際丈夫だ。

Arrows M02はSIMフリー向けの低価格なミドルレンジ端末でありながら、MIL14項目に対応している。非常に丈夫で、これに加えて画面に傷がいきにくいよう、フレームを少し高くしていたりする。

そして、日本語入力系に日本語入力ソフトとして有名なJUSTSYSTEMのATOKを、さらに特別にチューンしたSuper ATOK ULTIASを採用している。2014年夏のArrows F-05Fで入ったスペシャルな日本語入力系だが、これがM02にも搭載されている。ちゃんと下位モデルにもコストのかかったものをもってくるのがいい。
文字入力の快適性は極めて重要なポイントだと思う。

Arrows M02、非常に良い端末に思える。

IIJmio

IIJmioは恐らくMVNOで最も有名な業者だろう。

IIJは、WIDEプロジェクトから出てきたもので、つまり研究分野出身、商業色よりも研究色が強く、理想主義的な企業だと思っている。OSCにも出店しているし、ハッカーフレンドリーな企業だろう。

MVNOとしてはやや割高な価格でも知られている。確かに、続々出てきたMVNO業者の中では割高だ。値段だけを見る人であれば選択肢にも入れないだろう。

だが、IIJには長い間ISPをやってきた信頼がある。MVNOはサービスがいつまで継続するのかもわからない、一時の流行りに乗ったような業者も多い。だが、IIJは業歴も長く、IIJmioがSIMをやめるときは、MVNOがなくなる時だろう。

価格的に見ればIIJmioという選択肢はないだろう。
だが、それ以外の理由がある。

以前は(主にはソフトバンクモバイルはなく、それどころかボーダフォン以前、J-PHONE時代の話だが)ドコモ以外は信用てどきないとして、価格的には非常に光学なドコモを選択し続ける人もいた。
恐らくはそれに近い話だ。だが、実際に大手キャリアに問題があることははっきりしている状況で、しかし楽天やDMMなどを、自分の通信を委ねられるほどに信頼できるかというと、それは無理だ。
これまで起きた様々なことを考えれば、邪悪か否かという視点で信頼できるか否かを判断しなくてはいけない。

3大キャリアは通信の改竄問題、あるいはGPS情報の第三者への提供などの問題をこれまで、そして今も続けている。Y!Mobileはソフトバンクであるため運用は同じだし、Y!Mobileになってから利用者をないがしろにした様々な変更で嫌な思いをしている。
「邪悪でないこと」は極めて重要なのだ。

通信の改竄問題について、IIJは行っていないし行なう予定がないことを明言している。このようなIIJの企業姿勢が、つまり「邪悪であってはならない」という感覚を保つことが、極めて重要な価値なのだ。

BIGLOBE(NEC)やOCN(NTT)という選択肢もなくはない。あるいは私が利用しているDTIとか。DTIは非常にシンプルで安いが、内容的にはIIJmioほどかゆいところに手が届くようなものにはなっていない。

クレジットカード

ところが、IIJmioは2015年12月24日をもってデビットカードを使用することができなくなった。クレジットカード必須だ。

音楽家時代ですらクレジットカードを持てなかったのだが、どうしろというのか。

MVNOは全体的に追従しているようで、社会的に「普通」でないことを許さず、制裁を科すシステムは加速しているようだ。
もっとも積極的な排除を遠慮無く意識したわけではなく、単に少数派を無視した結果だろう。

IIJが使えないということで再検討した。
M02の単体販売価格は34000円と高い。端末セット販売で安価なところを探した結果、mineoにしよう、ということになった。

mineoは1/20までM02にAmazon 3000円クーポンキャンペーンをやっていたので、雪の中無理矢理バイクを出して転出してきたのだが、32400円に3000円クーポンというのだが、32400円は税抜きだった。全然安くなかった。IIJmioも実は税抜きだった。

それだともっと安い端末との差が大きく、また雪の中出た時に鍵を落としてしまい、これの回復のために1万円以上かかった(家の鍵は補助錠の交換、バイクのロックはスペアキーがなくなってしまったため買い替え、さらにスペアキーの作成など)ため、その帳尻合わせを考えて、泣く泣くATOK ULTIASを諦め、安いSIMフリースマホにすることで問題をSIM単独にする。

関西電力を信用しているわけではないため、mineoをやめDTIへ。

DTIは、既にServerMan@VPSを契約しているため、通るのではないかと考えたのだが、ちゃんと既にDTIを契約しているかという項目があり、YESだと確認メールを送信、PINコードを入力することで支払い情報などの入力が不要で、契約を追加するということでさくさく進む。

DTIの規約は相変わらず簡潔で明瞭である。素晴らしい。

なお、今回3GB半年無料を使用した。音声は2ヶ月と、データプランと比べて随分と割引が少ないが、プラン変更は容量変更のみ手数料もかからないということなので、3GBで契約。来月には容量削減手続きを忘れないようにしなくてはいけない。

なお、DTI SIM、「申し込み前に必ずお読みください」とあって、3+3GBプランなるものを推してくる。
それに回答しないと申し込めない。申し込みのボタンは楽天やYahooのようなわからないことにはなっておらず、ただ言葉が断るほうがわかりにくい程度だが、正直これはやめたほうがいいと思う。イメージがとても下がる。

DTI SIMは使用量は安いが、SIM再発行が3000円、MNP転出が9800-5000円と結構高い。
このあたりは考えたほうがよさそう。

使い方の特異性

恐らく、私の使い方は他の多く人と異なる。

どうも皆は通信の高速さと大容量で選んでいるらしいのだ。
そして、スマホを使いまくっているらしい。

私はそうではない。スマホを使うことはごく稀だ。
これは別にリテラシーの問題ではない。ライフスタイルの問題と、別にスマホに頼っていないからというのが大きい。

そもそも人々はスマホで何をしているのだろうか?

ウェブブラウジング?YouTube?ゲーム?あるいはTwitter?

それであれば、時間を何に使うかの話でしかない。移動中、外出中に遊興に時間を割くよりも、有意義に時間を使いたい。そのためには、ソースコード、あるいはドキュメントがあればいい。読んでいるだけで時間は過ぎる。その場合、通信はいらないか、わずかでいい。

やらなければいけないこと、やることを進めるのに時間を使いたい。

これから移動に向けて情報収集のためのTwitterやウェブブラウジング?

それは良いと思うけれど、そんなに高速大容量通信が必要だろうか?

メールやLINE、あるいは連絡としてのTwitter?

それは必要だろう。しかしこれも高速大容量通信は必要ない。
広報活動においても同様だ。

これらのことから、特別な使い方をせず、ゲームや遊びに時間を費やさないのであれば、スマホの通信はそれほど必要ないと考える。

執筆ならPCでやるし、対外の作業はPCでやる。ネットも基本的には有線でやるし、スマホのアップデートも家の回線のWiFiでやる。

速度が欲しいと思うのは、マップを見る時だ。容量が欲しいと思うのは、ラップトップからテザリングする時だ。
だが、これらは稀であり、ほとんどの場合は128kbpsで暮らしていたことからも分かるように、高速大容量通信を必要としていない。むしろ、低速通信の安定化が欲しいくらいだ。500kbpsくらいで常に接続できるほうがずっと嬉しい。

一方、電話は事業用端末ということもあるがかなり使うため、電話のしやすさは重要なフィーチャーとなる。
個人用のケータイは、ほぼ電話とメールだ。他にできることがないケータイでもあるが。

PCを積極的に使っているし、スマホでだらだら時間をつようようなことがない。
その時すべきことを最大限行う。このライフスタイルのために、通信よりは通話が多く、通信は高速大容量よりも、信頼性が重視されることとなる。

Y!Mobileにおける注意点

なんだかPHSがなくなる、という話もあるようだ。
そうなるとY!Mobileで安く運用するのはかなり難しくなる。

esは超特殊端末で、PHS+3Gの2回線が入っているが、SIMは3Gの一枚で、PHSはPHSの電波から拾う。
さらに、単なるDual Activeではなく、「PHSと3G両方の回線が入っていなければ通信することができない」というすごい端末だ。

PHSを忘れない機種変すると、3G回線は問答無用で消滅する。機種変するのであれば、同時に行わなくてはいけない。
転出するのであれば、機種変より前に転出しなければならない。

さらに転出して次の契約をするまで、通常は使えるのだが、もう使うことができない。そして、契約しなければ普通は継続するのだが、もはやもどる端末がないため期限内に契約できなければ問答無用で消滅し、そのためにMNP期間の延長が可能。

この複雑さのため、店ではできず、センター問い合わせとなり、手続き自体も非常に長かった。

esはあんしん保証サービスをつけていた。
このため、一括5000円で機種変が可能で、結果的に安くなんかった。
その上に、WX12Kに対してW-VALUE割引が適用にならず、かつ既存のesのPHSにかかっていたW-VALUE割引が継続されるため、端末割賦の残りもある程度軽い負担となった。

主回線は基本料金無料になっていて、これが来年6月まで。そのあとは、恐らくまた考えなおす必要があるだろう。

結局

  • WX11K (Y!Mobile PHS)
  • WX04SH:PHS -> WX12K PHS (Y!Mobile PHS)
  • WX04SH:3G -> 某安スマホ (DTI SIM 3G音声プラン)

現状でHARUKA Soundの電話はほぼ使っていないので、これを踏まえて番号だけ維持するような形だ。他に
もし電話が増えるようであればY!Mobileに戻ることになる。

だが、PHSがないために戻れない可能性が高い。スマホプランだと2480円+300円+1000円で、結局は4000円ほど。かなり高い。通話が多少あっても、3000円の差だとそれなりに通話できてしまう。

さらにY!Mobileの審査も厳しくなったとかで、戻れるかはかなり不明だ。
問題はたくさんあるが、とりあえず組み替えることができた。

料金的には、だいたい
1850円+2650円といったところだったが、今度は1850円はそのまま、WX12Kが1600円(割賦終了までは2600円くらい)、スマホが1200円とちょっと値上がり。esの料金は割賦代金含めてなので、素だともう少し安いかもしれない。

DTIの契約はスムーズで、DTIに契約があったこともあり、深夜ながら申し込み時に直ちに受け付けられ、翌日には発送されていた。
本人限定郵便で届けられ、通知が届くので郵便局に取りに行く形。免許書のコピーはDTIに送られる。
届いたのは申し込みから2日後。早い。

契約内容がよくなったということは特にない。値段も上がったし、高速通信の量も減った。
端末の性能が大幅にあがり、回線がSoftbankからDocomoになった、そしてその通信を管理するのがY!Mobile(Softbank)からDTIになって通信内容の盗聴などについての心配が減ったというのはある。
いずにせよ、懸案が片付いてすっきりではあるのだが、前倒しにかかった費用が非常に大きく、痛い。

Aukey SK-M8 Bluetoothスピーカー

Aukeyサンプルレビュー。

以前ご提供いただいたスピーカーはマイクが動作しない、接続が安定しないなどの問題があったのだが、それは改善され、きちんと通話できるようになっていた。

この手のスピーカーとしてはかなり大きいのだが、その分出力が大きく、かなり大きな音が出る。
サウンド的にも、ラップトップのスピーカーでなじみのある、軽い、ローファイな音ではなく、結構ハイファイな音が出る。
それでいながら16時間も再生できるとはすごい。バッテリーもかなりでかいのを積んでいるが。

私は、これの風呂持ち込みがしたかった。
IPX4だと、シャワーならいけるかもしれないが、さすがにお湯で、さらに切件もかかってしまうとかなり危険なので難しい。
スチールラックのような棚があればいけると思うのだが。

とはいえ、スマホほど壊れた時が厄介ではないので、壊れた時はこわれた時と考えられるならそういう使い方もありかもしれない。

AMDがGPUソフトウェアをオープン化、Linuxに注力

PCwatchの記事にもなっているが、AMDはRadeon SoftwareのOSS化をはかるようだ。

AMDとnVidia、どちらが優位にあるのか、ということはよく知らない。
GPGPUやPCゲームにおいてはnVidiaが圧倒的第一人者であるように見える。しかし、PlayStation4, Xbox360, Xbox One, Wii Uとコンシュマーゲーム機などではAMDの独占状態だ。

しかし、印象としては、Intelに対するAMD、nVidiaに対するAMDと、巨人に立ち向かうイメージが私の中にはある。

私はAMDが好きだ。AMDとATIは別に考えろという人もいるかもしれないが、AMDが好きだ。できることならばAMDで通したい、と思ってきた。
だが、現実はそうはいかない。
一見すると、コア数が多く高回転なAMDのCPUは、Linux、あるいはUnixで非常に有利に見える。forkモデルによって非常に多くのプロセスを回すためだ。
にもかかわらず、スループットの低さを感じるようなUXの悪さがついてまわる。

グラフィックスのほうはもっと深刻だ。描画のバグが多く、VDPAUはまともに動作しない。ビデオ再生の支援すらできず、セカンダリディスプレイではマウスカーソルが歪む。Skypeではビデオが変色してしまう。

結果的には、AMD環境はWidnowsではあれば、Intel+nVidiaに遜色ない結果を残せる構成であっても、Linux環境ではUXが著しく悪い。
話にはLinuxを向いているようなのに実際は違う、というのは非常に残念な思いだった。

そこに飛び込んできたのがこのニュースだ。

AMDがLinuxを軽視しているためにドライバが不出来でうまく動作しないわけではなく、Linuxに活路を見出してくれたということがとても嬉しい。

記事によればGPUコンピューティングのためのもので、ビデオ改善のためではないようだが、これからの動向が楽しみだ。

それは提供側の甘えじゃないのか(ドラゴンクエストX、バグ利用で処分)

(ねとらぼによる)スクウェア・エニックスはドラゴンクエストXのバグを意図的に利用したとして1700名を永久停止処分にしたと発表した、とのこと。

ドラクエXでは、以前もチーターに対して刑事告発を示唆するなど強い態度をつとってきたが、今回の問題は「ひどい」。

不正行為とされているのは、装備品とスキルの組み合わせによって本来は意図しない挙動が発生し、それを利用したということだ。
だが、そんなものは意図的に用意された例外的な挙動なのか、それともバグなのかということは、一般のプレイヤーにはそもそも判断しえない。「意図的に」と言っているが、それがバグであるということを認識して行ったという確定方法が不明だ。
告知を行った後の時間にその行為を行ったとしても、その告知を確認したとは限らないわけだし、それがバグだと認識していたかどうかも分からない。
そもそも、そのように合理的な判断がなされたかどうかの発表がない。

それでいながら、1700人という大規模かつ、永久停止という重いペナルティを課した、ということに対して大いに疑問がある。
しかも、それを認識していたかどうかではなく、一緒にプレーしていた人にさえ、巻き戻しというペナルティを与えているのだ。

だが、話の本質はそこではない。あたかも重大事のように扱っているそれが、本質的に「提供側のミスによって起きた出来事に対して、自分たちの意図や望みに反したからとユーザーに対してその全責任を負わせた」ということである。

そのバグを利用したユーザーがいたとして、本質的には(そのバグが悪であるという前提に立つのであれば)それはバグの被害者である。

プログラマとして、そしてゲームプログラマとして、ふたつの原則を侵す行為なのだ。

ひとつは、バグはプログラマの罪である、という原則である。
バグ自体が意図しないものなのだから、それに対するリアクションを意図に収めるというのは傲慢である。
プログラムが意図しない挙動をするがために、それが仕様となり発展してきた、あるいは意図しない使われ方から発展してきたというのは、歴史として数知れずある。
ましてゲームであれば、きちんと規定されていない挙動を利用して攻略するなどはるか古からあった。

ところが、この件においては「プレイヤーは提供側の意図から逸脱してはならない」というのだ。
何が意図であり、何が意図しないのかを読み取り(エスパーし)、それに従えという。
そうしなければ罪なのだと。
バグは誰が悪いのか。プログラマであるはずだ。バグのために意図しない挙動に遭遇したユーザーに罪を着せ、断罪するのは明らかに過ちなのだ。

そしてゲームプログラマとは、ゲームを届けるまでが仕事であり、ゲームを遊ぶのはユーザーの権利である。
どのように遊ぶか、何を楽しいと思うか、それはユーザーの権利であり、不可侵のものであるはずだ。
ユーザーがユーザーの権利を侵害す時、あるいは犯罪行為であったり、企業運営に重大な支障をきたすのでないならば、ゲームを楽しむという聖域を、運営において侵害してはならないのだ。

ネットゲームにおいてはリリース後もゲームに対して関与できる。その関与にユーザーは一喜一憂し、さじ加減ひとつでもて遊べるためにあたかも神であるような陶酔に溺れてしまう。
その結果がこれだ。神のような全能感に溺れ、思い通りにならないことをユーザーを罰することで叶えようとしたのだ。

エンジニアとしてあるまじき行為だろう。

purple-line(pidgin)を使ってのLINEがエラーになる

purple-lineで突如、相手によってやりとりは空白テキストになり、送ろうとすると

Failed to send message: can not send using plain mode

と言われるという問題が発生していた。

調べてもなんの情報も出なかったので、issue報告した。

これは、Letter Sealingを有効にすると、Letter Sealingを有効にしている相手とはpurple-lineでやりとりできない、ということらしい。
く慰安とレベルの実装だと思ったのだが、サーバー側が有効にしているか知っていて、plainで送ることを受け付けないようだ。

purple-lineを使う場合はLetter Sealingを無効にすること。

Aukey microUSBケーブル CB-D5 / CB-D17

少し久しぶりのAukeyケーブル。

5本セットと6本セットの両方をいただいた。両方テストはしたが、3mケーブルの有無の差だろう。

USBケーブルのレビューは結構難しい。
高品質ケーブルは差がものすごく小さなところになるため、伝わりにくいし説明も難しい。
ただ、高品質ケーブルと100均ケーブルの差は大きく、細々な差は結構大きいものになったりする。

だが、今回は比較元がVolutzケーブルだったので楽だった。
Volutzケーブルは、ナイロン被覆で取り回しがよく、非常におしゃれな一方、高価だ。
Aukeyのケーブルはシンプルなもので、驚くべき安価だ。

プラグ根本の部分が、Volutzが大きく、持ちやすい形状なのに対して、
Aukeyはつまみにくいが非常にコンパクト。
Aukeyには30cmという非常に短いケーブルがあることと併せて明確な違いがある。

そして、AukeyのチャージャーでVolutzケーブルがうまく動作しなかったという問題があったため、Aukeyチャージャーで性能を発揮するAukeyケーブルの存在は嬉しい。

USBチャージというのは本当に難しくて、デバイスが受け入れる容量、給電器が出す容量、
ケーブルの容量、端子の短絡、本当に色々ある。
だが、最近はインテリジェントな電流コントロールが可能なシステム、フル速度充電もデータ通信も可能なケーブルが揃い、しかも安価なので嬉しい。

ケーブルをわざわざこだわって買う人は少ないと思うが、100均ケーブルとは品質がまるで違う。1本あたりにすると200円ほど。今の必需アイテムだ。

Amazonでのレビュー

btrfsを構成するディスクが壊れてからRMAで交換発送するまで

障害の発生と確認

2015-12-31朝、いつものようにディスクを復号化し、マウントするとエラーが表示された。
ここのところ好調だったため、念の為Scrubを開始した。

# btrfs scrub start /world

そして、恐怖を味わうこととなる。

scrub started at Thu Dec 31 11:32:28 2015, running for 03:14:49
total bytes scrubbed:3.03TiB with 7192102 errors
error details: read=7192102

エラーが出るのははじめてではないが、数が異常だ。そして、これらはそのほとんどがuncorrectableと提示される。RAID1で組んでいるため、通常は修正されるし、修正されなかったのは初めてだ。

ここで仕組みを説明しよう。

通常ファイルシステムは、ひとつのブロックデバイス(ディスクパーティションであることが普通)上に作成され、独立したファイルの管理となる。
しかし、btrfsは1台以上の任意のブロックデバイス上に作成することができる。
WindowsでいえばC:やD:といった単位は、通常はディスクの数以上(ディスクにパーティションがひとつなら1、2つなら2)だが、複数のブロックデバイス上に作成できるため、2台、3台で1つのドライブにすることができる。

実はこのようなことはWidnowsでもできたりする。ダイナミックディスク機能だが、扱いにくいのでほぼ使われることはない。
複数のブロックデバイスを結合するファイルシステムというのは、クラスタファイルシステムにとって普通のことであるといえる。GSFやOCFSなど色々とある。そして、ZFSもそうだ。
だが、普通はディスクは全て同じ容量でなければならないか、違う容量であった場合は最も小さいディスクに合わせられる。btrfsはこの制限がないばかりか、3台のディスクでディスク容量合計の1/2のミラーを行うようなことができる。ただし、ここでは詳しくは述べない。

btrfsは低速だが堅牢を志向している。ブロックが壊れた場合—アクセス中に電源断にあったとか、宇宙線で飛ばされたとか—に検出できるだけでなく、そもそも壊れないようにするし、壊れた場合でも複数のディスクに同一の内容を記録するRAID1(ミラーリング)機能を用いていれば別のミラーを参照することで訂正することすら可能だ。
また、運用しながらディスクを追加/除去することも可能。

この仕組みのため、エラーは起こらないように設計されているはずなのに少なく見積もっても他のファイルシステムの数百倍は壊れるファイルシステムでありながら、実際にRAID1構成でデータが壊れてしまうことはまず発生しない。

それでありながら修復しようとしたら700万を越えるエラーが発見され、しかも修正できないというのはただごとではない。

2時間を過ぎてシステム全体がフリーズした。完全に。
btrfsの操作は結構システムをフリーズさせることが多い。busyで止まって、そのまま息絶えてしまうのだ。

700万というのは異常なので、次にファイルシステムのチェックを行う。この時点からPCは使えない。

# btrfsck --repair --check-data-csum /dev/mapper/worlddisk01

そして、大量に出力される、デバイスエラー、blk_update。果てしなく出力され続ける。
こうなると、ディスクが怪しいように感じるが、しばらく出力されるエラーを眺めてみることにした。

ほとんどは/dev/sddだが、ちょいちょい/dev/sdcがまじる。

7時間後、ファイルシステムエラーなしでfsck終了。

それで直ったとは到底思えないが再度scrub。15分後、システム停止。

そこで、smartctlを用いてディスクをチェックする。結果、sdb, sdeはエラーにならないが(現在、マスター系btrfsは4台のクラスタである。なお、sdaはシステム用のSSD)、sdc, sddは通過しない。特にsddは瞬殺だ。

つまり、ディスクが2台壊れた。少なくともsddはもはや動かなくなるのも時間の問題だ。

2レッグミラーなので、1台壊れても同じデータはもう1台にある。しかし、2台壊れるとデータは失われる。btrfsは複雑なミラーリングを行うため、必ずしも対になるディスクはないので、2台壊れた時に損失する可能性は非常に高い。

4台のクラスタで2台が同時に故障する確立は、どれだけ多めに見積もっても百万分の一に満たない。それが大晦日など「特別な日で、かつ長期の休み」と重なる確率は天文学的な値になるはずだ。

データの保全

まだマウントはできるため、とりあえずsystemdユニットを修正してro(読み取り専用)でマウントするようにして、スレーブ系にrsyncで送る。

スレーブ系はbtrfsだが、マウント時に自動でスナップショットを取るようになっている。そのため、手動で消さない限りデータの履歴を取り出すことができる。
rsyncは差分でデータを送るが、既に既存のデータが破損している可能性がある。
この場合は、rsyncで差分が送られ、スレーブ側のデータは破壊される。ただし、スナップショットによって履歴が取り出せることで、正しいデータに修正することができる。

問題は前回のミラーリング以降に追加または更新されたデータだ。それが壊れていた場合はそれは失うしかない。

rsyncはエラーを起こすことなく終了した。もしbad blockにあるデータが差分に存在したらblk_update_requestを発行せざるをえないし、もしミラーされている両方のデータのcsumが合わない場合はbtrfsはRead errorになるはずなので、エラーなく終了したということは恐らく全データが無事転送されたはずだ。

データを失うことは避けられたか?

なお、私のシステムはRAID1ミラーリングにソフトミラーリングという構成で、2段冗長構成になっている。この台数でRAID1ミラーでデータが失われる可能性は極めて低い一方で、この冗長性のためにこの膨大なディスク容量に対して3倍のコストがかかる。
スレーブ系はやめてしまおうかと考えたこともあったが、もしそれを実行していたら、私は5TBに渡る全てのデータを損失していたことになる。

ディスクの除去

まずはsddをこのままにしておくと致命傷になる可能性があるため除去を試みるが、ファシルステム6TB(全体では12TBで、RAID1のため半分)に対して使用量は5TB。
当然ながら、4台から1台を除去するためには使用率は75%以下でなくてはいけない。しかし、5/6は0.833なので明らかにできない。

# btrfs device delete /dev/mapper/world03 /world

案の定、34時間後、No space left on device.ということで失敗した。
Bad blockが多いために余計に時間がかかった感じだ。

ちなみに、方法はもうひとつあった。
そもそもディスクを除去してしまい、degradedでマウントした上で

# btrfs device delete missing /world

する方法だ。壊れたディスクが1台ならこれでもよかったのだが、sdcも壊れていたため、sdcでは壊れているがsddでは生きているデータがある可能性も考えるとかなりためらわれた。scrubできないので、これを予め解消できない。

そして、replaceという方法を別にすれば手順は

  1. sddを除去
  2. 新ディスクを取り付ける
  3. balance(sdcがえらいことになるかも)
  4. sdcを除去
  5. 新ディスクを取り付ける
  6. balance

なので、軽く10日はかかる計算となる。

また、成功した場合でもsdcとsddが死んでいるため、開いていないから気づいていないだけで壊れているデータが紛れ込んでいる可能性があり、なかなか怖い。

ディスクの発注

34時間の間に発注した。

なんといっても大晦日だったので、2日のアキバの初売りに突撃するか(体調もよくないのに辛いだろう)、ネットで発注するかだった。

結局悩んだ上で、深夜3時にツクモネットショップで発注。今回はSeagateが2,4TBがセール、TOSHIBAが3,4,6,8TBがセールだったため、単価の安い3TBは元値が高いTOSHIBAしかなく、ネットショップの通常セールでSeagateの3TBのほうが税込みだとわずかに安かった。交通費を含めると確実にやすかったためネットショップ発注。

ただし、発送が4日以降だったため、結局到着したのは5日だった。

復旧

device deleteしている最中に発案したのが、もう現在のマスター系のファイルシステムは破棄して、新しいディスクで新規のbtrfsを構築してデータを逆向きに同期することで復元するというバックアップを用いた方法だった。

スレーブ系は全てのデータを持っているはずなので、問題はないはずだ。

device deleteに失敗したことを踏まえてこれを実行。rsync -aHvで36時間を要した。

sent 82,870,445 bytes  received 4,285,991,604,707 bytes  36,456,286.60 	bytes/sec

total size is 4,358,770,747,505  speedup is 1.02

仮想マシン関連のデータは破棄することとなるため、データサイズはある程度減っている。

この方法、ディスク数が増えてくると所要時間は逆転する。
今回の場合、1台あたりが3TBで、データ総量が4.3TB。
3TBのブロックを他のディスクに移すよりも4.3TBを転送するほうが早く、そのあとbalanceすることを考えれば圧倒的に早い。ただし、同時接続してdevice replaceする場合はまた話が変わってくる。

RMA

ディスクはWD Greenで保証期間内だ。ウェスタンデジタルのディスクは交換保証がついている。

RMAの手順と方法については、KLX/ITLOGに非常に詳しく書かれているので、ほぼこの通りで良い。

そして、ここに書かれている通り、名前を漢字で登録した結果文字化けてRMAを作りなおしてもらうということもやってしまった。ちなみに、私はサポートにメールフォームからメールした。

嬉しいことに交換理由にSMARTエラーという項目があり、話が早い。

ESDバッグや5cmものクッションなどハードルが高いが、比較的IT機器の購入が多く、梱包も保存している(この手のことを予測して)ため、なんとかなった。

また、発送先なのだが、東京にdrop pointが作られたため、東京港に送ればよくなった。費用的には小さく、送りやすく、それでいて配送品質も保たれるようになってハッピーだ。

RMAが結構やりやすいので、これで通ってくれたら、今後は保証期間の長さのためにWD REDを買ってもいいかもしれない。(故障しないというのは信用しない。特に運のない私の場合は)

結果

  • 障害時間は156時間
  • 手順や対応は極めて良く、迅速であった
  • データの損失は恐らくない
  • 資産的損失はRMAが通れば送料片道でしかないから大したことない
  • だが、年末年始が見事なまでに潰れた
  • ライフもかなり削った感じ