教育と職業スキルと実用から見たプログラミング言語選択

前articleの続きだ。 なお、Swiftは使ったことがない。

Perl

オワコン的に言われることも多いが、柔軟で強力な言語だ。 今や仕事にはまずならないが、コンピュータを便利に使ううなら覚えておいたほうがいい。

シェルスクリプトで悩むより、perl -e(perl -neperl -peも)が早いことは多いし、Windowsでは作業スクリプトを書くのがとても楽になる。

性的型付け言語だが、数値・文字列間では動的で全体的にゆるく、学習もしやすい。 ただし、I/Oまわりと文字列処理は独特で、合理的すぎて人間の理解の先を行く感もある。説明はしやすい。

Python

割と有望な言語。ライブラリも豊富で色々やりやすいし、比較的楽ではある。

好き嫌いは割れる。Python的な正しさを求められるので、正解が決まっていたほうがいい人、統一されていてほしい人は好きだし、好きにやりたい人は嫌いだ。

文字列処理が苦手なので、特に日本人で文字列処理をしたい人には向いていない。

構文が独特なので学習には向かない。 仕事のクチはまぁまぁ多い。

PHP

「オワコン」「ダメ言語」。 元々の目的から外れて拡張された結果、ひどい継ぎ接ぎと矛盾になってしまった。 PHPは便利ともてはやされ、なんでもPHPに求めた結果、PHPでないものを要求されたのだ。 だから、プログラミング言語としてはかなり苦痛な部類に入る。

もちろん、本来PHPがするべきことをする(HTMLの一部を動的に生成する)ことには適している。 また、WordPressなどのPHPアプリケーションをいじるのにもスキルは必要になる。

構文自体は普通なので初歩を学ぶにはいいが、普通はもっと柔軟に書ける。 仕事のクチは多いが、一時はPHPだらけだったのでPHPエンジニア(ペチパー)の数が多く、口数は減っているので参入は結構きつい。

Ruby

最も稼げる言語。 柔軟さ、読みやすさ、強力さを兼ね備える。 日本人の作なので、日本語文字列の扱いが楽なのもメリット。 実行が遅いという欠点も、だいぶ埋まってきた。

隙のない言語だが、作者が言語マニアで、あまりメジャーじゃない言語を参考にしていたりするので、構文に普通でないところがあり、初歩学習には向かない。 また、GUI関連ライブラリが弱い。

稼げるのはRuby on Railsの話しで、Ruby全般に詳しくてもクチは少ない。

java

冗長な言語。 親hackerのSunが嫌hackerのOracleに買収され、Oracle次第になっている。

「javaのバージョンによる違い」に振り回されるがコンパイルされたJavaコードが異なるシステム上で動くことは多く、Java用GUIツールキットもあるためアプリケーションを書くのに便利。 しかも速い。 冗長でもめんどくさいことと、バージョンに振り回されるのが欠点だ。

日本では仕事のクチは最も多い気がする。 給料も高い。

C#

Microsoft版Java。 Javaよりもちょっと気が利いているが、だから良いとは言えない。

まず大抵Win32APIを叩くので、Windows用C#コードはWindowsでしか動かないし、Windowsのバージョンにもよる。

だから仕事のクチも少ない。

JavaScript

Javaとは関係ないが、Javaっぽくも書ける。 小さいが、言語設計を知る人なら舌を巻く傑作である。

シンプルで標準的な構文で、簡単なことを簡単に書けるが、かなり本格的な記述もでき、hackしがいもある。 DOMを使ったアクションで視覚化しやすいことを含めて学習には向いているが、オブジェクト指向部分はプロトタイプベースというキワモノで、実際便利だが、独特。

JavaScript自体がウェブブラウザと一体なわけではないが、実際はほぼウェブブラウザ上で使われるため、ウェブクライアントサイドスクリプトという独特な使われ方と共に内容も独特になるし、仕事ではそれが苦労にもなる。 一方で、そのために言語処理系の用意が簡単でハードルは低い。

ウェブをやりたい人は通じ用の言語とは別口で学ぶ必要が生じる。

仕事のクチはとても多い。

C

現用で最も原始的な(つまり大変な)言語。 現在は速度を求められるケース以外では使われなくなってきている。

意外と学びやすい(静的な言語としては)が、ポインタでつまずく人が多い。「値か参照可」はいずれ理解する必要があるにしても、メモリアドレスを直接障るのはPerlと比べてもハードルが高い。

Linux開発者になりたいのであれば避けては通れない。

C++

Cを使いやすくしたものだが、Cより邪悪だという人も多い。 Simula由来のオブジェクト指向は現代的でなくハードルは高い。

OSSでの採用率は高いので、OSSで活躍したい人は学んだほうがいい。

D

CもC++もJavaも嫌な静的派・速度派の人のための言語。 どちらかというとこれらを学んだ人のための言語でDからはじめめようという言語ではないかもしれない。

仕事のクチはほぼない。

Go

CもC++もJavaも嫌な静的派のDでない選択肢。 並列実行が楽で、あまり普通ではないが、ErlangやHaskellよりはマシなので、現代的な多プロセッサコンピュータの性能を活かすプログラムを書くための有力な選択肢となる。

初学には向かず、仕事のクチも稀。

Swift

iOSアプリの正式言語。 iPhoneだけを信じている人なら良いが、iOSアプリはSwiftでなくても書けるので、そこまで人気はない。

前代のObjective-Cに比べればかなりマシな言語で、iOSアプリ開発も楽しく行える。

仕事のクチは少ない。

Lua

PHPに似ている小さな言語。 小さいがよくできてきいて、プラグインなどによく使われる。 Lua JITの実行速度が速いことでも有名。

後発の言語だけあって既存の言語をよく研究しており、構文は現代的で記述も楽。

プラグインが自分で書けることを含め、使えれば実用性はあるが、仕事にはなりにくい。 初学には向いている方だと思う。

COBOL

古代言語。 当時から嫌われ者だった。変に冗長で英語っぽい言語で、今となってはすごく変な言語。滅ぶべき言語の筆頭とされているし、学びにくい。

ところが、金融領域で使わされているため、全然滅びない。 一定の需要があり、しかも若い使い手は稀なので、あなたが若いならマスターしておくと当面食いっぱぐれないかもしれない。

Aukey モバイルバッテリー PB-N36

3回目のAukeyレビュー。

レビューはAmazonに詳しく書いたので、そちらを見ていただくのが早いだろう。

ここではさらにもう少し掘り下げてみる。

Volutzのケーブルでなぜ電流が出ない?

Volutzのケーブルは非常に高品質な充電・通信用ケーブルである。

通信用だとチャージャー側で短絡していないと急速充電器と認識されず電流が上がらない場合もあるが、Aukeyは急速充電に対応しているし、だいたいAnkerのチャージャーが短絡すらしてない、ということはあるまい。実際、100均の通信用ケーブルでちゃんと電流が出ている。

ケーブル個体の問題ではなく、他のVolutzケーブルでもやっぱり電流はあがらなかった。

ちょっと私には知見が足りない。

安全機能の重要性

サージプロテクションに関しては、私みたいにコンピュータだらけだとタップに入れてあるのでそれほど心配ないのだが、まぁつながっているものが全滅するので本当に重要だ。

サージプロテクションという意味ではバッテリーに対するインプットでの処理だと思うのだが、まぁ故障に伴う異常電流を制御するのならそれはそれで安心だ。
熱暴走、ショートのプロテクションも、巻き添えを防ぐので地味にありがたい。

だが、過充電防止は、日常的に本当に重要だ。
寝ている間に充電器に挿しっぱなしという人は多いと思うが、過充電がバッテリーに与えるダメージは非常に大きい。
そして、USBチャージャーに過充電防止機能が本当にない。なんでないのかととても腹立たしいほどだ。

モバイルバッテリーにしても、バッグの中でつないでほったらかすのだろうし、結構過充電になりやすいのだが。

ちなみに、80%で放電してくれると嬉しいのだが、さすがにそれは色々むずかしい。100%充電したい場合だってあるだろうし。

2.4A

2.4A対応のUSBケーブルはかなり少ない。2.1Aならそこそこあるのだが。
そして高い。

2.4Aとはどういう場面で役立つか、という話なのだが、まぁだいたいのスマホは2.4Aも受け入れないのであまり意味がないと思う。

タブレットだと受け入れるかもしれない。というか、Windowsタブレットだと、2.4Aなら充電できるというのがある。SURFACEもそうだったように記憶している。

ちなみに、私のPavillion x2-10は5.4A必要なので無理だ。

ライバル

Anker, PowerAdd, EasyAccなど色々あって、機能的にもだいたい横並び、どうも激戦らしい。

ちょっとモバイルバッテリーでまともに機能する限りは比較性能テストというのは個人でできるレベルではないのたが、ちょっと簡単にこの3製品と比べてみよう。

  • PowerAddよりは高く、AnkerとEasyAccよりは安い。性能横並びなら値段はすごく大きい
  • Ankerは保護機能は書かれていない
  • ポート数がEasyAccが4。入力も4で同時入力2と結構すごい
  • いずれも独自インテリジェントタイプ。比べないことには優劣はつけられない
  • AukeyだけがInputにLightningあり。Apple教信者だとmicroUSBケーブルがなかったりするのかな?
  • PowerAddは出力が1Aと2.1Aと記載。2.4Aがないだけでなく、「どちらかで流す」ということか?レビューにはそれぞれポートごと固定と読める
  • EasyAccはポートあたりの出力について記載なし。Ankerは2.4A
  • EasyAccは454g。他のふたつは記載なし。Aukeyは387.2g。軽いと感じたが、実際容量にしては軽い
  • Aukeyだけがトータル出力3.4Aで、ほかは4.8A

本当に微妙な違いで、どこを重視するかの話だと思う。
安価なPowerAddはなかなか魅力的に見えるが、一抹の不安もある。

Aukeyはこれらの中で二番目に安価。この時点で他のふたつには勝っている。だが、決定的なアドバンテージがどこかにあるか?というのもあるだろう。

家族が7人くらいいて、かつお出かけするとみーんなずっと激しくスマホいじっていてバッテリーがみんな足りなくなる、というのなら、EasyAccの4ポートは魅力かもしれない。だが、モバイルバッテリーで4ポート必要な状況はあまりないと思う。

4.8Aについては、2ポートなら2.4*2ということになるが、そんな状況はまずないだろう。
そもそも、複数のデバイスに対して急速充電が必要な状況というのは、私はでかけ前しか思い浮かばず、モバイルバッテリーでの要求ではない気がする。
電流要求の高いタブレットが複数ある状態ならわかるが。

結局、「ポートを区別しなければならない」という不便は大きいので、PowerAddの使い勝手が気になる…となれば、Aukeyだろう。私はそれなりに気にする。
4.8Aはいらない。EasyAccの重さは辛い。Aukeyの総容量の計測はしていないが。

20000mAh

最大の問題は20000mAhという容量がどうなのか、という話だ。
Raspberry-Piあたりを監視カメラとして動かしたりする時には必要な容量だが、ここまでのサイズが必要になることは、まぁ稀だと思う。

携行性も悪いので、一番考えられるのは、家族で旅行…だろうか。人数がそれなりにいて、みんなガンガン使ってバッテリーが足りなくなる、ということだとこれが1つあればいい。車なら携行性は気にならないだろうし。

私はバイクでのAMCは車両から給電しているが、給電器をつけていないのなら大容量バッテリーがあったほうが良い。その意味で、20000mAhは日帰りのツーリングで適当なサイズとなる。

日常的な携行のために無闇に大きい容量を追求するのはやめておいたほうがいい。

一番ありがちなのは、ビデオカメラ(特にAMC)での撮影で、交換メディアを持ち歩くような長時間撮影をする場合だろう。また、業務上、バッテリーを酷使する作業を延々出先でタブレットで行う…というような場合にも必要になる。

連日キャンプ泊となるバイクでのロングツーリングにも必要だ。しかし、登山では重すぎるし、普通にホテルに泊まるなら電源はある。特殊な状況なのだが、そのような特殊な状況は色々あるのでニーズは結構あるものだろう。とりあえず、ツーリングライダーはひとつはもっておいたほうがいい。

常に孤独な私は、家族で台数いっぱいみたいな状況はあまり思い浮かばない。

「ハイレゾ」とポータブルオーディオプレイヤーとFiio X1/3/5

突然だが、あなたは外で、ポータブルオーディオプレイヤー、いわゆるiPodとかウォークマンとか言われるやつ、あるいはスマホで音楽をきいたりするだろうか?
個人的な見解だが、これについては結構分かれる気がする。
およそ

  • 常に聴いている
  • 特定のタイミングで聴く
  • 持っているが大抵忘れる
  • 聴かないし、他の人が聴くのも不快だ

というところではなかろうか。
ここは、まあ音楽が好きで、できれば良い音で聴きたいという気持ちがある、という前提で話を進める。
外でもそのように聴きたいかは別の話だが、まぁポータブルオーディオを家で聴いてもいいわけだから、適宜想定してほしい。

ちなみに、私は寝ている時以外は(場合によっては寝ている時でさえ)常に音楽を聴いていたくらいだったが、突発性難聴になりやすくなり、またそこまでの音楽状態に入れないこともあって、最近はかなり減った。

ハイレゾとは

「ハイレゾ」という言葉を最近耳にする人は多いのではなかろうか。

元々は「ハイデフオーディオ」(ハイディフィニションオーディオ。HDオーディオ)と呼ばれていた。

CDのデジタルデータは44.1kHz/16bitのPCMオーディオである。これはサンプリングレート/量子化ビット数で表している。

サンプリングレートは波形の横軸(時間)、量子化ビット数は縦軸(振れ幅)をどれだけ微細にデータにするかだ。
音はあくまで振幅幅と振幅時間で決まるため、幅と時間しかデータとしてはない。
PCMオーディオは極めて単純に、それをビットマップにしたものになる。言ってみれば、波形を方眼紙に書き、線が通ったマスを埋めるという考え方だ。
サンプリングレートが高くなればマスの幅が小さく、量子化ビット数が増えればマスの高さが小さくなる。

振幅時間は音の高さである。
早く振幅すれば音が高くなる、というのは小学校の理科で習ったことだろう。
Hzは「1秒あたりの反復回数」を示す単位である。サンプリングレートのHzは1秒間にその回数点を打つということだが、音の波は行って戻って一回である。
そのため、サンプリングレート44.1kHzで表現可能な最大の音高は、22.05kHzである。

ただし、実際はちょうどサンプリングのタイミングで波の頂点が来るのでなければ22.05kHzはサンプリングできない。
少しでもずれていればナイキスト周波数によって音は低く見えてしまう。
20kHzがちゃんと聞き分けられる人は少ないが、この歪はわりと聞き取ることができ、それが音が悪く聴こえる原因でもある。
サンプリングレートが向上すれば、より高い音まで正確に表現できる。

ちなみに、44.1kHzという中途半端は、当時レコーディング・スタジオで広く使われていたSonyのデジタルテープ機材の仕様からきている。

一方、振幅幅は音の大きさである。大きく震えるものは音が大きいのも同様に理科で習う。
量子化ビット数が増加した場合、「大きな音が表現できる」というよりは、「音の大きさが細かく表現できる」。
大きい音は最終的にボリュームで同じにしててしまうのだから、小さい音まで繊細に表現できるのが大きい。

このCD音質を越えるサンプリングレート、量子化ビット数を持っているものを「ハイレゾオーディオ」と呼んでいる。
ただし、レコーディングで使われる48kHz/16bitはこの限りではない。これはJEITAがCDスペックを44.1-48kHzと定義しているため。

DSDについて

DSDというものを聴くこともあるかもしれない。

これはΔΣ変調を利用したものであり、PCMとは全く性質が異なる。

データ上はノイズまみれなのに素晴らしく良い音が得られる。
ただし、それはΔΣ変調を用いて復号化して音にできる場合のみであり、DSDの直接再生をサポートしていない場合は、一旦PCMに変換することになる。
この場合、DSDの「軽い」「音が良い」というメリットはなくなる。

そして、ΔΣ変調の原理上、一切の編集ができない。
どんなに音が良くても、このために一発録りしかできないのであり、ライブ音源以外ではまず使えない。
そして、ライブ音源をそこまで高音質にする必要があるかは、個人的には疑問だと思う。

最高の演奏家のプレイを、一発で録ったものを聴きたい人以外にはあまり意味がないかもしれない。

ちなみに、レコーディングをDSDでやると、高品位なPCMに変換しても劣化が少ない。
現在音楽制作で使われるPCMは192kHz/24bitがせいぜいだが、将来的にもっと高品位なPCMが使われるようになった場合に、
DSDのレコーディングデータがあれば、より高音質な音源を作ることができる、というメリットがある。
アナログ時代のものは、元のデータが劣化していくため、進化した後世の技術で高音質化することは極めて困難なのだ。

実際良いの?

意外とわかるものだ…というのが私の感想。
とはいえ、私がそもそも40kHzが確実に聴き分けられる耳を持っているので特殊な話にはなる。

とはいえ、可聴音域が20kHzだから、という主張は、もうちょっと理科を勉強すべきだと思うし、よくあるオカルトとは明らかに違う。
音を聴いてこれはどちらかと言われて当てられるほどではないが、聴き比べてどちらがよかったかはまぁ聴き分けられるのではないか、と思うレベルには違う。

そもそも、私は聴いた時かなり不安だった。聴き分けられないんじゃないか、いやどうせ無理だろう、恥ずかしいなぁ、と思っていた。
だが、あっさり分かったので、それくらいには違う。
別に、同じ楽曲で2つ聴き比べてどっちがハイレゾかを当てるブラインドテストならしてもいいというくらいに自信がある。

ちなみに、制作で高品位なデータが求められるのは、加工の過程でデータが損失しやすいからである。
特に、16bitでのヴォーカルレコーディングは簡単に0dBを越えてしまうため、なかなかしんどい。24bitではかなり余裕をもったセッティングが可能。

実際ハイレゾで聴くには

  • データがハイレゾである
  • データ的にハイレゾを取り扱える(ダウンコンバートせずに)
  • D/A装置がハイレゾを音声信号に変換できる(ダウンコンバートせずに)
  • オーディオ装置が20kHzを越える音域を損なわずに伝送・再生できる

が必要となる。
オーディオ装置側はちょっと微妙な話で、デジタル側と違って「ハイレゾ対応」なんて謳ってなくても再生できるものは再生できる。
実際、私が愛用するULTRASONEも、昔から40kHzを越える音域の再生に対応していたという。

ただ、音が出るのと綺麗に出るのは全く違うし、しかもスピーカー装置は歪が非常に大きいものなので、スピーカー装置によってハイレゾの音源を活かせるかどうかは大きく変わってくる。
近年の機材は進化が激しく、最新の良いものは高域まで綺麗にでるようになっている。そのため、近年作られた良いものであれば、ハイレゾの音源を活かすことができるだろう。

ただし、活かしきるためには、192kHzの音源ならば96kHzまで再生できなければならない。出ないことはないかもしれないが、クリーンに出せというと、かなり困難な要求になる。

なお、実際に音に関して影響を及ぼすのは、サンプリング周波数よりも量子化ビット数のほうだ。
実際、音楽制作では48kHz/24bitに関してはよく使うが、192kHz/16bit

ハイレゾ自体についての結論

人に押し付けたり、噂やデータに縛られず、気持よく聴ける音を聴きましょう。

ポータブルオーディオプレイヤーについて

Fiio Xシリーズはハイレゾに対応したプレイヤーだそうだ。
SonyのWALKMANはハイレゾに対応したものは10万円近くするので、かなりお手頃ということになる。

FiioはOYAIDE社のブランドだが、ポータブルヘッドフォンアンプ、USB DACもある。
こちらはポータブルオーディオプレーヤーで、多彩なファイルフォーマットに対応し(私が使用するOgg FLAC, Ogg Vorbis, MP3のいずれにも対応)、トップモデルのX5 2nd Generationに関しては量子化ビット数24bit、サンプリングレート192kHzまで対応し、DSDは2.8MHzと5.6MHzの両方に対応する。

大容量SDカードに対応し、X5 g2についてはスロットが2つあるために、128GB SDXC 2枚を搭載できる。
デジタルコアキシャル伝送に対応するあたりなかなか器用だ。

かなり魅力的ではあると思う。

では私はハイレゾにこだわるか?

いいえ。

制作においてはゆらぎが嫌なので、なるべく不確定要素を減らす意味でデジタルで、しかもかちっとした音でやっているが、リスニングになるとウォームなほうが良いと思うのだ。

むかしからあるようなアンプなど、ウォームでいい。真空管はやっぱりいい音がする。別に持とうとは思わないけれど。扱いが面倒だし。
アナログ側に音を良くする余地がいくらでもあるので、ソース側での変更というのは現状あまり費用や手間に対して効果が薄い、ということだ。

どちらかといえばこういう確実な変化があり、それが論理的に裏付けられるもののほうが好きではあるものの、だからといって優先するかと言われると…

何よりも、まず音源がない。
CDは44.1kHz/16bitだし、ハイレゾ環境で聴く音源がない。
しかも、私が聴くのはだいたいマイナーな音楽なので、余計にない。別にAKB48あたりをハイレゾで聴きたいとも思わないし。

また、しょぼい私のライブラリのCDのFLACだけでも149GBほどある。
PDAPは192kbpsのOgg Vorbisにしている(つまり音質を劣化させている)が、それでも32GBのSDカードだとおさまらない。
欲しいCDはいっぱいあるので、それも考えるとFLACですらPDAPに収めることは困難だ。
SDカードが尋常ならざる容量増加を見せない限りは、ハイレゾ音源を持ち歩こう…とはあまり思わない。
だいたい、そこまで集中して聴ける環境もないため、Oggでもあんまりわからないというのが正直なところ。家で聴いてる分には、両方のファイルが含まれるようにすると「んっ?」と思うので、Ogg VorbisとFLAC自体はわかるということになるのだが。

PDAPがハイレゾになるメリットはあまりない。どちらかというと、家でもPDAPで聴く、という人向けだろうか。
それならそれでありだとは思う。ただし、家のオーディオならオーディオ機器を据え置き前提の物にしたほうが確実に幸せになれる。
もちろん、それに対して3.5mmプラグで接続するんだ!というのならそれは止めないが。

X5に関しては、3300mAhという大容量バッテリーを搭載していながら、再生時間が10時間と短いことが痛い。1日に10時間以上聴く場合は普通にあるし、バッテリーで稼いでいるため、充電に時間がかかる。

また、私が要求するFMラジオ、ICレコーダーなどの機能はなく、純粋に音楽ファイルを再生するだけのプレイヤーである。本当に外出先でも音に猛烈にこだわる…という人なら価値はあるだろうが、私の価値観では、雑踏の中、歩行などによるノイズ(自分の身体の音が自分にきこえたり、聴覚をゆらしたりする)もあるし、そんなにいいヘッドフォンで聴いていられるわけでもないし、集中もできないという環境でそこまでの音を追求する気になれない。

個人的には音の質の問題よりも、COWON M2の「わかりやすい演出的な音の味付け」のほうがポータブルであるならば向いているように思う。
もし、音源の入手性が改善してハイレゾ音源が当たり前になり、ストレージ容量も極めて大きくなって全部詰め込んでも余裕があるという状態になれば、わざわざ劣った音で聴く必要もないし、ハイレゾなんかいらないと肩肘張る必要もないと思うのだが、現時点ではどうしてもというものではないと思う。
縁があるのであればハイレゾにすればいいし、特に最先端を行きたいわけでもなく、ハイレゾどっぷりでいくプランがあるのでもなければまだ整っていないかな、という印象だ。

また、「良い音」と「好い音」に隔たりがあることも踏まえて、自分にあった選び方をするのが、音楽で幸せになるポイントだと思う。

PostfixでTLSをサポートさせる

relay testでTLSがサポートされていないことには気付いていたのだが、なかなか検証できずにいた。ようやく今日やった。

証明書を作った記憶はあったのだが、なぜサポートされていないのだろうか、と調べてみた。すると、TLSまわりがごっそりコメントアウトされている。なぜコメントアウトしたのだろう?

まず、main.cfに追加されていたのがこの部分。

#SSL setting
smtpd_use_tls = yes
smtpd_tls_cert_file = /etc/pki/tls/certs/server.pem
smtpd_tls_key_file = /etc/pki/tls/certs/server.key
smtpd_tls_session_cache_database = btree:/etc/postfix/smtpd_schache

これがコメントアウトされていた。わざわざ書いたのに。さらに、master.cfのこのセクションもコメントアウトされていた。

smtps inet n – n – – smtpd
-o smtpd_tls_wrappermode=yes
-o smtpd_sasl_auth_enable=yes

これはもともと存在した部分で、単純にコメントアウトされていたのだろう。恐らくはSASL authを無効にしたままでTLSを有効にすると起動せず、それで無効にした、というところではないかとは思うのだが。

これでrelay testするとTLSサポートが確認された。

Roland V-Drum Portable TD-4KP

革命的なエレクトリックドラムだ。

5万円程度と安価なのだが、とにかくコンパクトで軽い。V-Drum Liteも場所をとらないのが印象的だったが、それよりもさらにコンパクト。キャリーバッグで持ち運べるようになっているほどで、畳んでしまえば本当に場所をとらない。ちなみに、広げてもV-Drum Liteと比べてもかなりコンパクトで、1畳をスペース「縦に使って」練習できるレベルにある。

その展開・収納は10分もあれば可能だ。説明書にはケーブルを全てはずすよう書かれていたりするが、実際はケーブルをつけたまま畳むための注意点も含まれており、注意深く読むことで「テキトーに畳める」事が分かる。そう、狭い家でもドラムの練習が可能なのだ!コンパクトだが叩きづらいということはない。私の感覚では、むしろ叩きやすいくらいだ。(エレクトリックドラムになれているせいもあるだろう)

V-Drumは「静か」であることもメリットが大きい。DTXはマンションだと辛い音がするが、それと比べてV-Drumはかなり静か、少なくとも布団でやるよりはずっと静かだ。さすがに夜中に練習するのは難しいが、マンションでも日中ならなんの問題もないだろう。非常に「練習がしやすい」ドラムだ。

その概要はYouTubeにupされているビデオが参考になる。

それだけではない。安価でコンパクトでも昨日は犠牲になっていない。DTXはかなりシンプルなセンサーだが、V-Drumはセンサーが多く、叩く場所をしっかり認識する。リムショットにはオプションが必要だが、カップも叩けるし、シンバルはミュートも可能。バスが弱く入るのが気になるが、充分に満足できる出来だ。

PCのインターフェイスとして使う場合はMIDI経由となる。音色は一通り揃っているし、音色も悪くはないが、ADをこれで叩くとかなり楽しい。できればUSBでつなぎたかった、とは思う。

ドラムをとにかく叩く!しかも使える!「ドラムをやりたいけれど、場所が…」という人はぜひ見当してみてほしい。素晴らしい製品だ。

Fiio E5+AKG K321

FiiO E5はポータブルヘッドフォンアンプ、AKG K321はカナル型インイヤーヘッドフォンだ。

MP870は出力がかなり小さいこと、MP870の付属ヘッドフォンがあまりにも貧弱なことからchoiceした。

E5はバッテリ内臓でインターフェイスは3.5″in/out、パワースイッチ、ボリュームスイッチ、ミニUSBとシンプル。パワー/チャージランプはある。また、ベースブーストスイッチを持つ。かなりコンパクトで、小ささに驚いた。

スイッチはクリック感に乏しい。しかし操作は確実に行える。低音がしっかりと分離された状態で増幅される印象だ。

それほどとても大きくできるわけではないが、MP870の出力不足を補うには十分。味付けがすごく悪いといったこともなく、まぁ低音がはっきりしたねという程度でちゃんと分離された音になる。

一方、K321は2000円程度でうられているAKGのイヤフォン。まず注意して欲しいのが、セミオープンタイプで外に音がかなり聴こえるということだ。電車の中では控えたい。

最初は高音がちゃきちゃきととても痛い、「エイジングが必要な典型的な音」をしている。エイジングを完了すると、値段からイメージするよりもはるかに明瞭かついい音がする。分離はかなり良好。低音がないという人もいるが、ちゃんと耳にいれれば十分すぎるほど音が出る。「ちゃんと耳にいれる」ことが大切だ。

E5+K321はかなり明瞭に強い低音が出るため、ベースブーストの必要性は全く感じない。

E5のほうにもっとマイレージがあれば、とは思うが、私はかなり満足している。これだけで聞くと言うよりも、外に持ち出す環境としては良いバランスかもしれない。インナーイヤーは壊れやすいからだ。