今までは徹底した前傾だった

私はこれまで「前傾を前提として」負担を下げることを考えてきた。

私の場合、長時間であれば最大で16時間ほどほぼ座ったまま作業を行っている。 この負担は非常に大きい。単純に座っているだけであれば確実に体を痛めてしまう。

そこで負担を下げる方法として、座圧を下げるアイテム(アウルサポートという車椅子用のエクスジェル製クッションを使っている)とともにバックサポートに寄りかかりやすいニトリのデュオレハイというチェアを使っている。

これでも辛いので、次の目標としては内側ラウンドのL字デスク投入だった。 これは、深く入る形にすることで腕全体をデスクの上において体重を分散させるという目的である。

バックサポートで背中に3-4割程度の体重を預けられるので、さらに腕を使って1割程度軽減できる…というか、腕を保つ必要がなくなり、楽になる。

ちなみに、既にエレコムのエクスジェル製リストレストを使っていたりする。

だが、問題がふたつある。

ひとつは、完全に腕を置いてしまうと腕の動きが阻害されるため、結構タイピングしづらい。

もうひとつは頭の支持で首や肩がとても痛くなる。

素晴らしき後傾スタイル

大阪の家具メーカーであるバウヒュッテは「寝ながらゲーミング」というスタイルを提唱していたりする。

バウヒュッテの寝ながらゲーミング (写真はバウヒュッテ公式より)

バウヒュッテの後傾エイミングスタイル (写真はバウヒュッテ公式より)

実は超高級チェアのエンペラーも割とそんな感じだったりする。

高級ワークチェア エンペラー

今までは「そんなん作業しにくいだろう」と思っていたのだが、メリットとしてはわからないではない。 後傾すればネックサポートが使えるのですごく楽なのだ。

どうしても首が辛いので後傾して、ついでにバウヒュッテっぽい構成をしてみたところ。

快適だった。

とにかく力を入れる必要がないし、動きも妨げられないので非常に楽だ。 これなら長時間作業の負担も減るだろう。

ただ、これを実現するためには結構道具を選ぶ。

第一に、チェアがロッキングしなくてはいけない。 体を伸ばすことは作業効率にあまり寄与しないので、中心となるのはロッキング。 ただ、体をほぐすのにリクライニングも別途できるとより良い。

次にアームレストだ。 後傾すると必然的にデスクが遠くなり、デスクの下に潜り込むような姿勢が必要になる。 この状態でもデスクに干渉せず、肘を支えられるアームレストが必要になる。

そしてキーボードの高さ。後傾していると膝の上に置きたいくらいなので、とにかく低くしたい。 まぁ、いっそ膝の上に置いてもいいのだが、これを実現するには机の高さを微妙に調整できるようにしたいし、やはりキーボードスライダーが欲しくなる。

そしてマウス置き場。 できればマウスは右に欲しくなる。

もうひとつ重要なのが足置き。 後傾すると足がぷらんぷらんになるので、足置きが必要になる。

なるほど、バウヒュッテは必要な全てを揃えている。素晴らしい。

ただ、必ずしもバウヒュッテでなくてもいい部分もある。

ひとつはチェアである。今のゲーミングチェアはどれも機能的には似ているので、お好みでチョイスできる。 前はDXRACERとAKRACINGくらいしかなかったが、現在は似たようなのが色々ある。

また、オットマンに関してはバウヒュッテのは1万円を越える感じなのだが、サンワサプライあたりの似たようなものだと3500円くらいで、箱型のだと2500円くらいからある。 バウヒュッテの場合完全にチェアなので、座ることに重きが置かれているのだけど、多分オットマンとしては過剰なのであまり必要性を感じない。

逆にバウヒュッテでなければ、と思うのはマウス置きだ。 CPUスタンドとしても機能するという魅力に加え、昇降自在である。ちょっとこれに変わるものはない。 ワゴンとしてはちょっと高い気もするのだが、CPUスタンドはだいたい高いのでまぁこんなもんかな、という気もする。 なお、今現在13000円もするのだが、バウヒュッテが提示する参考価格が9500円なので、品薄のため値段高めで推移しているのかもしれない。

もう一度言おう。どうすれば後傾スタイルが手に入るのか

  1. 普通のデスクを手に入れる。 まだないのなら、バウヒュッテなら昇降式が手に入る。 この上はフリー作業スペースであり、何も置かない
  2. モニターの固定方法を用意する。私の場合特製デスクの上にスチール製トーンケースを置き、その上に板を渡して、この板にモニターアームを固定している。バウヒュッテでもエクステンションデスクとアームでできなくはない
  3. モニターはVESAマウントのあるものにする。ちなみに、割と遠くなるので大きめがお勧め。21.5インチだと小さい
  4. バウヒュッテのキーボードスライダー BHP-K70 を用意する。これはよいものだ
  5. ゲーミングチェアを用意する。 これはお好みのものを用意すればいいが、「いい感じに後傾できること」と「デスクに干渉せず肘を支えるアームレストポジションが確保できること」が重要
  6. 足置きを用意する。踏ん張れる良い高さであればなんでもいい
  7. バウヒュッテの昇降式L字デスクを用意する
  8. オフィスワークを後傾で行えるよう上司を説得する

このスタイルだと、椅子の高さを上げ、キーボードとマウスを通常デスク上に置くだけで前傾スタイルに戻すことができる。 エルゴノミックマウスと組み合わせると超未来的スタイルの出来上がりだ (手を前に持っていくと掌が下になるのはそれほど不自然ではないのだが、右に持っていくと掌は内側にあるのが自然なので、エルゴノミックマウスが欲しくなる)。

あと、前傾と比べ指に力が入りにくいので、キーボードもやや軽いタッチのもののほうがいい。 というか、重いタッチのキーボードだと若干しんどい。 私はかな打ちなので無理だけれど、セパレートタイプのキーボードにして、昇降式L字デスクを左右に配備したらエンタープライズ号を操縦することもたやすいかもしれない (この場合、そもそもメインデスク自体なくてもいいし、アームレストはむしろないほうが良い。そして求められるのはロッキングではなくリクライニングになるだろう)。

ラップトップ等で後傾スタイル

単純に後傾可能のチェアと高めのフットレストを組み合わせると後傾した状態で膝を立てられるので、膝に上に置いて利用できる。 ラップトップクーラーと組み合わせるとより良いかもしれない。

また、デスクトップにおいてもBLACK QUEENやHHKBのようなコンパクトキーボードを使うことで同様のスタイルにすることもできる。 比較的安価なものとしてはサンワサプライのSKB-KG3がある。 フルキーボードだと重心が偏るうえにつっかえたりするし、非常に打ちにくい。

この場合マウス操作ができないので、ポインティングデバイス内蔵のキーボードを使うか、サイドボードを用意する必要がある。

ラップトップを使う場合や、ディスプレイ問題が解決できるのであればこれは座椅子(しかし完全に体を預けられるちょっと特殊なもの)でも実現できる。

これは人をダメにする系のクッションでも可能なのだが、上体を十分に支えないので首が痛くなる。 ぐだーっとしてるとさすがにやりにくい。

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